春分「ぼた餅」を拵える
肌寒さが残る毎日ですが、暦の上では「春分」
(3月20日あたりから4月3日頃まで)
そろそろ日が長くなりはじめる頃ですね。
平成最後の春分も、朝から小豆をことこと炊いて「ぼた餅」作りからはじまりました。
北海道の有機小豆に、もち米も北海道産を。(親戚が作ったもの)家族が食べるものだから、健康にも考慮
し、お砂糖にも気をつかいたい。
そこで手にする砂糖も北海道のビートから作られた甜菜糖(てんさいとう)を。
ビートとは、別名「さとう大根」と呼ばれていますが、大根ではなく、実は、ほうれん草の仲間です。
(でもね、見た目は大根なんですよ)
やや甘め好きな家族のことも考慮し、三温糖とブレンドをしています。
そして、仕上げには必ずお塩をひとつまみ。
これ、わたしなりの「おまじないの儀式」。
最後にちょこっと塩を加えることで、ほっとした味わいになる「気」がするのです。
そう、何事もこの「気」が大事なように思えます。
そして、塩を加えるときも、必ず口角をあげて
おいしくなりますように、とにっこりしながら加えるようにしています。