KBS京都「おやかまっさん」

きょう、3月27日(水)は地元テレビ局『KBS京都』おやかまっさんに生出演します。
実は、この3月末で番組が終了になります。

2016年 10月から2019年3月までの約2年半、
月に一度のペースで、
初の小宮レギュラーコーナー
『季節の京都ごはん』を担当させていただきました。

KBS京都の美人ディレクターSYさんの的確な指揮の元、
食の水曜日にて、おいしくたのしく京都のごはんを見つめてきました。
こうして続けてこられたのは
出演者の皆様、制作スタッフの皆様の支えがあったから。
もう、感謝の言葉しか出てこないです。

京都の道を歩いていると、
素敵な京都マダムに「いつも見てるよ」「先日のレシピ作ったよ」とお声をかけていただいたり、
地元テレビ局の良さを体験し、
ますます京都が好きになりました。

ついに本日が最終回。
最後にふさわしいおすすめの「季節の京都ごはん」をご紹介します。
ご高覧いただけると幸いです。

【KBS京都・おやかまっさん】

生放送 11時~11時55分
再放送 15時30分~16時25分

司会:マッハ文朱さん
クマガイタツロウ氏、平野智美アナウンサー

「甘さの」革命

ようやく伺うことができました。
京都・寺町竹屋町近くにお店を構える
「アッサンブラージュ カキモト」さん。
とびっきり上質なスイーツがいただけます。
普段から、世界のおいしいものに触れられ、
「一日一甘」を発信なさっている、高取さんから、
「カキモトさんのスイーツは世界一おいしいよ」とお聞きし、足取り軽く向かいました。

普段は筋金入りの和菓子党ですが、
こちらのスイーツは別。 
特にチョコレートの味わいが格別でした。
おいしさの秘密は、独自のブレンドに有り。
(店主・垣本さんがお話くださいました)
たっぷり注がれた、お紅茶との相性もよく、
上質な甘みを堪能しました。

ケーキ断面の美しさにも、注目です!

かけがえのない「大切な友」

東京在住、大切な友である斉藤砂絵さんが
(港区・斉藤音楽教室主宰)。
京都まで出版のお祝いに駆けつけてくれました。
もう、ただただ嬉しくて。
顔をみて、何か言いたいのに、いざとなると……。
気の利いた言葉って出てこないものですね。
どうもわたしは、好きな人にはうまく伝えるのが下手で(もう少し上手だと思っていたのですが)
いけてない48歳です。

話は戻り、砂絵さんも毎日仕事で、お忙しいことも知っているだけに、
わざわざ時間を作って、会いにきてくれて、お祝いの気持ちを届けてくれて……。

なんて幸せな時間なんだ!と、心にじんわりと染み込んできました。

東山の「丹」にて、昼下がりのお食事を。
サプライズでご用意くださった、冷たい泡でグラスを重ねて、喉ごしもきゅっ。
くぅ~、公魚の天ぷらにも合います。
ダメだ、嬉しくて、ひとりで飲んでしまった。笑

14年もの間、まるで家族のように親しくしてもらい、悩んだときには背中を押してもらい、
方向が違う時には耳の痛いことも言ってくれる。
真の優しさを備えた、砂絵さん。
本当にありがとうございます。
日差しは春、風は冷たい1日でしたが心は最高にあたたかい時間となりました。

「お彼岸」に

出版の日が、ちょうどお彼岸と重なったことから「ぼた餅」を作り、お祝いしました。

まずは、ご先祖さまに口にしてもらうためお仏壇に手をあわせ、供えます。

次に、両親に作りたてを届けて夫とわたしは、少し時間をおいて馴染んだものを

夕食の後にいただきました。

 

我が家のぼた餅はかなり小ぶりなので軽く二個は食べることができます。

夫は、さらに倍の四個を食べていました。

それも、しっかり夕食を食べた後にです。

朝になれば、食べたこともすっかり忘れてお腹がすいた~となります。

この消化の良さ、うらやましい限り。

 

つぎは「秋のお彼岸まで作らへんよ」と、にっこり目を細めながら伝えると

翌朝も再び、ぼた餅を。(残したらあかんキャンペーン)

「春は牡丹の花が咲くから、ぼた餅やろ~」と確認しながら食べていました。

ちなみに、わたしの朝食もぼた餅。珈琲にも合います。

初めての本が「青幻舎」より、出版されました。

『福を呼ぶ 京都 食と暮らし暦』です。

おせち料理や五節供、季節の行事にいただく食べもののいわれをたどると、家族の健康や幸せを願う気持ちが見えてきます。

二十四節気の流れに沿って、私が接してきた京都での食や暮らしの小さなできごとを研ぎ澄まされた審美眼により、可能性を引き出してくださった編集の田川公子さん。

最後まで、未熟な私をあたたかく見守ってくださいました。

田川さんとの二人三脚でなければ、到底、カタチにすることはできませんでした。

悩んだ時、そっとヒントを授けてくださる、京都の写真家 久保田康夫さん。

尊敬すべき素晴らしいお人柄はもちろん、品のある優美な写真は多くの方が目に触れていらっしゃることからも、ご存知な方も多いですよね。

センス抜群!本の表紙からレイアウトまでデザインを担当くださいました竹澤麻子さんは感性も豊かなとてもチャーミングな女性。

お声をかけてくださる優しい言葉のひとつひとつに勇気をいただきます。

そんな、輝かしい皆様のお力添えがあったからこそ、一冊の本に綴ることができました。

今回、私が季節ごとに楽しんできた家庭料理などもご紹介しています。

また、本の中で掲載しきれなかった料理のつくり方はこちらのホームページ(春夏秋冬レシピ)からご覧いただけます。

この度、ご協力くださいました企業様をはじめ、スタッフ、家族、関わってくださいましたすべての皆様へ心からお礼を申し上げます。

ありがとうございました。

小宮理実

春分「ぼた餅」を拵える

肌寒さが残る毎日ですが、暦の上では「春分」
(3月20日あたりから4月3日頃まで)

そろそろ日が長くなりはじめる頃ですね。

平成最後の春分も、朝から小豆をことこと炊いて「ぼた餅」作りからはじまりました。

北海道の有機小豆に、もち米も北海道産を。(親戚が作ったもの)家族が食べるものだから、健康にも考慮

し、お砂糖にも気をつかいたい。

 

そこで手にする砂糖も北海道のビートから作られた甜菜糖(てんさいとう)を。

ビートとは、別名「さとう大根」と呼ばれていますが、大根ではなく、実は、ほうれん草の仲間です。
(でもね、見た目は大根なんですよ)

やや甘め好きな家族のことも考慮し、三温糖とブレンドをしています。

そして、仕上げには必ずお塩をひとつまみ。

これ、わたしなりの「おまじないの儀式」。

 

最後にちょこっと塩を加えることで、ほっとした味わいになる「気」がするのです。

そう、何事もこの「気」が大事なように思えます。

そして、塩を加えるときも、必ず口角をあげて

おいしくなりますように、とにっこりしながら加えるようにしています。

「無添加のぬか床作りの会」募集

「福を呼ぶ 京都 食と暮らし暦」出版を記念した「ONEDAY講座」を開催します。

ふくちどりの大人気講座、おいしいぬか床(名前はふくちゃん)の作り方、お手入れ法をお伝えします。

神様のふるさと、出雲の無農薬(JAS)の糠を使い、からだ想いのぬか床をお持ち帰りいただきます。

どなたでもご参加いただけますので、気軽にお問合せください。

○京都開催

2019年05月18日(土)午前/午後からお選びください

「無添加のぬか床を作る会」※ぬか床お持ち帰り(軽食付き)

午前の部 11時~13時

午後の部 14時~16時

参加費 10800円(税込)

お申込みは事務局 小澤までokeiko_fukuchidori@yahoo.co.jp

○東京開催

2019年06月01日(土)午前/午後からお選びください

「無添加のぬか床を作る会」※ぬか床お持ち帰り(軽食付き)

午前の部 11時~13時

午後の部 14時~16時

参加費 10800円(税込)

※お申込みは事務局 小澤までokeiko_fukuchidori@yahoo.co.jp

「育てるエプロン」打ち合わせ

昨日、なおこさんと
※なおこさんのことはホームページ内「えがおの素」でご紹介しています。
京都のイノダ珈琲本店で「育てるエプロン」の打ち合わせを行いました。

わたしからのリクエストは
「着けた時に、スタイルがよく見えるエプロンがいい」と、ワガママをぽつり。
エプロンを育てるより先に、自分が育っていることが問題なんですが。
そんなことは、棚の上にあげて
「こんなのあったらいいな」をお願いしてみました。
流石はなおこさん、事前に考えてくださっていたのです。
う、う、う、嬉しい。 嬉しすぎる。
そして、ふたりの想いは同意見でした。
「皆さんによろこんでいただけるエプロンを作ること」
きっと、願いは叶うと信じています。